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北山精神文化研究所 主催 北山Webinar(2021-22年)
新精神分析入門「こころの三角関係を生きる」

日時 2021年8月9日~2022年8月1日 原則毎月第一月曜日 20:00~21:30(全13回)
場所 ZoomによるWebinar
対象 原則として臨床の専門家か対人援助職に限ります。
(定員:約200~250名)
1)過去に北山Webinarを受講された方は、継続の申し込みができます。
2)新たに参加されたい場合、受講生の推薦のある時や、北山が講師となっている専門家向けセミナーや研究会の参加者で、その会の(有料)参加者として承認された方は、Webinar事務局に簡単な履歴と参加動機を述べる文書を提出してください。(公開講座など無料の会は除く)
3)推薦者もなく北山と面識がない場合、簡単な経歴と参加動機を述べる文書、そして身分証などご本人が確認できるものの写真やデジタルデータを事務局まで送ってください。
タイムテーブル 講義計画概要は5月初旬に完成し、その後も修正加筆します。

1) 8月9日(第2月曜日) 三角関係の悲劇:エディプス・コンプレックスとは (討論:荻本快)
2) 9月6日 情緒的洞察という目標 (討論:西村佐彩子)
3) 10月4日 心的装置の形:知情意の三角運動 (討論:岡田暁宜)
4) 11月1日 三角関係における甘えと追放:「帰ってきたヨッパラィ」 (討論:石川与志也)
5) 12月6日 人生を紡ぎ出す「洞察の三角」 (討論:笠井さつき)
6)1月31日(第5月曜日) 不安と衝動の葛藤を生きる自我 (討論:飯島みどり)
7) 2月7日 原初の三角関係と排除の恐怖 (討論:工藤晋平)
8) 3月7日 言語習得と言語構造の三角 (討論:小林芳樹)
9) 4月4日 自我(=わたし)は三角関係を生きる (討論:岡村斉恵)
10) 5月2日 セラピスト訓練の三角形 (討論:西見奈子)
11) 6月6日 日本的三角関係〜「構造化されない自己」 (討論:未定)
12) 7月4日 三角関係と自死:『こころ』における先生、K、お嬢さんと「私」 (討論:未定)
13) 8月1日 三角関係論は終わらない (討論:未定)

欠席者は、ライブラリにおいて当該年度のものを音声記録やレジュメで振り返っていただけます。
動画記録は、その年度の冬春夏のお休み期間中に期間限定で視聴していただく予定です。
参加費 過去の受講生:13000円(13回分受講料、ライブラリーの使用料を含む)
新規申込者:登録費2000円と受講料の合計15000円(一括払い)
申込方法

下記連絡先メールアドレスに、以下の内容をお送りください。
参加希望者は全員、お名前、ご所属、ご職業とメールアドレス、そして参加資格の番号を記した参加申込書(形式は自由)を事務局にお送りください。
2)新規申込者:推薦者のお名前あるいは参加された専門家向けセミナー・研究会の名前に加え、簡単な履歴と参加動機を述べる文書を提出してください。
3) 推薦者もなく北山と面識がない場合:身分証提示(ご所属先のIDカード、学会員証、免許証のほか、お名前が公的に確認できるもの)もしくは、ホームページなどの自己紹介やオンラインの面接を利用可
なお、いただいた証明書のデータは、確認後破棄いたします。
お申し込みが承認されたなら、参考文献などを掲げた講義計画概要最新版を添付し参加料の振込先をお伝えしますので、ご確認の上ご入金ください。入金確認後、事務局から参加のためのご注意をお送りし、講義の約一週前に受講の招待メールを送信します。

お問い合わせ連絡先 北山Webinar事務局 田村(webinar@okitayama.com)

「日本心理臨床学会 学会賞 お祝い会」から頂いた寄付を元に、日本語臨床研究会の趣旨「心について、日本の文化、日本語、歴史から学ぶ」を引き継いで、2019年にスタートしたオンラインセミナーです。

形式 インターネットのビデオ会議サービス「Zoom」によるシステム「Webinar」を使う、ライブのセミナーです。北山がパソコンやスマホ画面に「出演」し、ホスト(主宰)として司会、そして主たる講義(約45分)を担当します。受講者は、質問やコメントはできますが、画面にはうつりませんので、ご自宅でテレビのように受講していただけます。2021年-22年の「こころの三角関係を生きる」全13回は本年8月から月一回のペースで開始しますが、欠席者や途中参加の方々は終了した講義部分を音声データや期間限定の編集動画で視聴していただけます。

テーマ説明 精神分析でも精神分析的心理療法でも、共通するのは三角関係を生きるという課題です。そこで今回は、人間の見方や考え方の「三角形」が、精神分析学における様々な理解において重要となることを学びます。そこでは「あれかこれか」だけではなく「あれとこれと」の二つの観点、つまり「父」と「母」と、さらに「もう一つ」即ち「私」という、三点の織り成す三角形が貴重な洞察を導き出す構造であることが明らかになるでしょう。漱石の名句を引用するなら、『草枕』冒頭に出てくる「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ」の通りであり、「どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る」と言います。混沌とした状況で同調し群れやすい私たちにとって、心を三角関係で構造化することは、臨床事例の取り扱いと自己の人生物語の紡ぎ出しのための創造的方法となることでしょう。折々の素材として漱石の『こころ』など日本における三角関係の悲劇を読みながら、精神分析に入門していただける新講座を開講します。

注意
・具体的な議論の様子は「北山精神文化研究所」のFacebookをご覧ください。
https://m.facebook.com/北山精神文化研究所-280588385652212/
・許可を得ないで個人的な使用を超えて中身を拡散することや著作に引用することは禁止します。
・終わってしまった講義は、当該年度の閲覧を「音声のみ」ネット配信で可能にし、動画記録は夏冬春の休み中に期間限定で視聴できるようにいたします。そのために録画しておりますが、精神分析は「耳」を研ぎ澄ます学問ですので、音声データによる振り返りを推奨します。
・メールの不具合で、招待メールが届かないことが稀に生じておりますが、その場合は講義の数日前までに必ず事務局に問い合わせてください。欠席については、後日の音声配信や動画視聴で対応しておりますが、受講料の返金はいたしかねます。
・Zoom受講のための説明はネットやYouTubeに多くあります。また、このシステムは完全ではなく、中断や拡散の懸念があります。不具合は、受講者の協力を得て解決して参りたいと思います。

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