小寺記念精神分析研究財団主催/2020 年度
初回面接入門: 見立てとセッションの組み合わせ
力動フォーミュレーションとビデオ録画デモンストレーション
日時 | 2021 年2月21日(日) 10:00~17:00 |
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場所 | 小寺財団セミナールーム1 (定員15名:申し込み順で締め切り)と ZOOM によるオンライン参加(15 人まで ZOOM による参加 ) |
参加費 | ¥8000 対象:精神分析的な心理療法家を目指す臨床家の方々 |
申込方法 | 添付ファイル記載の情報を、お問い合わせ連絡先の住所まで E-mail、郵送または FAX にてお送りください。 オンライン申し込みの方々へ: |
お問い合わせ連絡先 | 〒160-0004 東京都新宿区四谷 3-4SC ビル 6 階 小寺記念精神分析研究財団事務局 FAX:03-3350-9749 E-mail:kodera.kt@nifty.com |
心理療法でビデオスーパーヴィジョンが取り入れられて、長い経験を英米ではもつ。日本はその点で、大学院での心理療法の訓練でも、また技法的な訓練のなかにも、ビデオによる訓練が取入れられて来なかった。また APA(アメリカ心理学会)ではマスターセラピストによる実演は教材として使われているが、日本には短期療法などのいくつかの例外を除いて、まだわずかなものであり、訓練における穴(欠損)になっている。本セミナーは初回面接におけるロールプレイとビデオ録画の共有、そしてそれに関するディスカションを行い、見立てのための力動フォーミュレーションを同時に行って、これらの穴を埋めるための試みである。ビデオによる面接の研究および訓練のためのディスカッション、そして並行して見立てのための力動フォーミュレーションの訓練を行ってきた先生方を中心に、午前午後にわたって、それら二つを組み合わせて、単発のセミナーを行う。見立てをたてながら面接をどう組み立てていくのか、あるいは逆に面接の中で、分かることはケースの見立てにどのような影響を及ぼすのか、などを議論して、最後に面接のやりとりとケース概要からわかることを立体的に組み合わせる試みを行う。
午前中に事例についてのロールプレイの面接のビデオ録画をみてディスカッションし、午後に力動フォーミュレーションを行う。初回からアセスメントの間にどのような聴取を行うことができるのか、また聞き取ったものをどのように見立てに役立てるのかなどのトレーニングになるだろう。
司会・進行 加茂 聡子
(四谷こころのクリニック)
10:00~12:30
ロールプレイ:ビデオによる初回面接の実際 小林 陵(横浜市立大学附属病院)
山崎孝明(こども・思春期メンタルクリニック)
コメント 妙木浩之(東京国際大学)
13:30~15:30:力動フォーミュレーション 事例提示:小林 陵
連想テキスト:山崎孝明・妙木浩之
15:30~16:30:全体討議のためのディスカッション